アリゾナシリーズも11回目になりました。今回は、
前エントリーで「スヌーピー・ロック」などと合わせて冒頭をお伝えした、「デビルズ・ブリッッジ」
(Devil's Bridge)での様子をお伝えします。
(アリゾナシリーズ過去ログは↓)
[1] Dawn at the Arizona. /
[2] Montezuma Castle National Monument -I- /
[3] Montezuma Castle National Monument -II-[4] Sedona -I- Entering the Sedona. /
[5] Sedona -II- Cathedral Rock (1) /
[6] Sedona -III- Cathedral Rock (2)[7] Sedona -IV- Cathedral Rock (3) /
[8] Sedona -V- Cathedral Rock (4) /
[9] Sedona -VI- Cathedral Rock (5)
[10] Sedona -VII - Snoopy Rock etc.
前回トレイルヘッドまでで既に余計な距離を歩いた事をお話ししましたが、このトレイルは、雪という難点も抱えていました。1月のアウトドアですので当然と思われるかもしれませんが、ここは夏でも暖かいアリゾナですので、想定外の雪
(寒波到来の影響による)だったのです。
雪対応の装備を持っていなかったのもあって、このトレイルでは、カメラはバッグにしまいがちでした。キャセドラル・ロックの方でも簡単でない「道」を進むことになりましたが、それでも、カメラを手に持って歩く余裕はありました。しかし、このデビルズ・ブリッジの方は、雪&氷という足下コンディションのため、転倒、滑落等々の恐れから、両手を空けておきたかったのです。
陽の当たる場所と、日陰の場所の温度差を感じる一枚。一日中日陰なのかはわかりませんが、こうして陽の当たらない部分だけ、雪に埋もれている印象でした。キャセドラル・ロックの方ではほぼずっと、ピーカンに照らされながら歩きましたが、こちらでは、主に日陰を歩きました。
そうこうして歩いていると、つららの群衆をトレイル脇に発見!
完璧にルートから外れる場所でしたが、リアル道なき道をかき分けて、凍った一体を撮影に行きました。
普段は湧き水でも流れているのでしょうか。
足下も悪く、地味に寒い環境の中、光の量も少ない状況でしたので、まともな撮影は出来ませんでしたが、こういうシーンはなんだかわくわくして、夢中で数十枚撮影しました。雪/氷対応の靴を履いていたり、三脚を持っていれば、もっと色々撮れたかなぁと悔しかったです。
こういう天然の氷は美しいですね。
撮影時にいろいろ創意工夫をする余裕が無かった“から”ということでも無いのですが、この氷群の写真に関して、後日、HDR加工を加える事で、なんか面白い事にならないかなと思って少し遊んでみました。
HDRは正直詳しくないのですが、二個前の写真をHDR加工したものと合成してみました。どうでしょうか?
二つを並べていると、こんな感じです。どちらが記憶色かと言われると、右ですが、実際はやっぱり、左なんだと思います。
もう1つの写真もやってみました。とりあえあず、印象的にはなりますね。
こういう感じで現場で色々出来なかっても、後から色々できるのがデジタル写真のいいところだとはかねがね思っていますが、だらだら弄ってるとCGみたいになっちゃう時も多々あるし、現実離れした“超HDR”な画像を「写真」と呼んでいいのか、などなど、なかなかバランスが難しいなと考えさせられる部分も多いので、HDR含め、事後加工との付き合い方に関しては考えちゃいます。
こちらの一枚も、HDR加工済み画像を元データにミックスして作った一枚。
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「Outdoor Photographer」という雑誌があるのですが、同誌の表紙になる写真は毎度かなりヴィヴィッドで、漠然とした印象ですが、海外の写真家は同様な傾向の写真を好んでいる様に思います。ボクもそういう写真を頻繁に見ることで、そういう仕上げを自然と目指してしまっているところがあるかもーーと最近感じます。
そういう色々な悩みもありますが、沢山の可能性をもっともっと楽しめる様になりたいなと思いますね。
次回は、引き続きデビルズ・ブリッジを目指す雪のトレイリングの様子を紹介します。お楽しみに!
*写真はクリックすると大きいサイズがポップアップします。
*Photos by PENTAX K-7 + DA★16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM, RAW proceeded with Photoshop CS4 via Aperture 3.
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