前回紹介した、昨夏の
Orca Watchingに行った時のお話しの続きをご紹介します。
前回、ツアーの概要や、Orca、つまりシャチたちの解明されていないアクティビティについて少しご紹介しました。飛んだり跳ねたりのシーンは有名で、生ではなくても写真くらいは見たことがある方も多いと思う彼らの行動ですが、沢山のリサーチャーが研究を重ねるなかでもまだハッキリ意味はわかっていないらしいこと。
そして、その様子をカッコよくおさめられないまでも、少しばかり載せさせていただきました。
今の所の仮説としては、単純に“意味”というよりも、彼らなりの“遊び”なんだというのが一番有力らしいです。つまり、人間が“ダンスする”のとか、スポーツしたりするのとかと近い感じなんだろうな、、という感じだそうです。
今回はそんな彼らの様子の続きと、すごく悔しい失敗ショットなどを紹介して、Orca Watchのエピソードをまとめようと思います。
彼らも馬鹿ではありません。人工的なモーターの音を聞いて、喜んで近づいて来ることはレアです。観光船であっても、自然に土足で踏み込む様なことは控えたいのが
“自然とともに生きる”ための大原則です。餌付けしておびき寄せたりはしませんが、解説によると、彼らが好む、「信号」的なものを発して、安心して近づいてもらえる様に工夫している様です。
その効果かどうかはわかりませんが、突然一頭のOrcaが船のすぐ横に浮上してきました!
この一枚でどれだけ近くにやって来たかをわかってもらうのは難しいと思いますが、ほんと、船の真横に突然ザバっと現れたのです!
主に使用していたレンズは、55mm-300mmのレンズ
(PENTAX DAL 55-300mm/FF換算約80-450mmほど)で、遠くで遊んでいる彼らを300mm目一杯で頑張って追っていたので、急な接近に対応できずあたふた(汗)。
Mモードで撮るコトが多いため、場所が変わると設定もグチャグチャて、慌てているから特にグチャグチャで、まともに撮れません。。。。
(そういう時の対応力をつけないと、野生動物とは闘えないなぁ、、、としみじみ感じたわけですが)とにかく手を伸ばしたら握手してくれんじゃないかってくらい近くを泳ぎ抜けて行った彼(彼女?)を必死で追って見ました。
リサーチャーたちなら、この一枚で“誰”かがわかるんだろうなぁ、と思いますが、写真としては、、、、、
「ただの背びれこんにちは」ですね。。まぁ、初めて
K-7の連写力を使ったシーンでした
(世間では“弱い”このカメラの連写機能も普段はぜーんぜん使わない身としては、カシャシャシャシャ!!に感じましたよ)。
でも、
“野生の輝き”を捉える力は連写力だけじゃないんだなと実感したのは次の瞬間でした。
周囲で
「おぉおおお!」という歓声が上がったのに本能を研ぎすませてターンして対応した2枚の連写ショットです。
反射神経がいい方とは思っていませんが、少しでもフレーム内に収められたのは、結構頑張ったと思っているシーン。実は、
ノーファインダーです。ファインダーなんて覗きながらじゃ反応出来ませんでした。ちょっと、
パパラッチの気持ちがわかったかも知れません。
とにかく、せっかくの絶好のジャンプシーン、肉眼ですらほぼ捉えられずでした。。。
300mmで覗いている世界から、目の前でスーパージャンプを決められたら対応しきれないことは、隣でコンデジで撮っていた人の写真を見て思い知りました。恐らくFF換算36mmとかで撮っている写真で丁度いい感じで撮れていました
(もちろんコンデジだから、画質的にはあれですけど、ちゃんと全身入ってました)。
ということで、ちょっと悔しい気持ちの残るツアーになってしまいましたが、天気も良くて、乗り物酔いをよくするボクが、あの規模の船でぜーんぜん酔わなかったという気持ちの良い旅となりました。もっとでっかーいクジラとかが見られる船旅にも憧れるので、少し前日本を賑わせていたSea Shepherdにでも参加してやろーかという気になったりもしました
(彼らの本部はワ州にあります)。
それでは、最後に帰り際に予定外?に出くわした群れの中の一頭を追った連写を並べて紹介してみます。
カシャ
カシャ
カシャ
カシャ
カシャ
うーん、やっぱり連写ショットって、並べても中々面白い感じになりませんね。連写は何枚も撮って、
“決定的瞬間”を何とかゲットしよう!という感じの試みの時に使うくらいかな、と個人的には感じました。もちろん、こういうシーンだと、その
“決定的瞬間”が欲しいので、連写力は欲しい場面でしたが、連写撮影というのはどうにも、なんか、
必死過ぎる感じが好めないです↓↓。。
そんなこんなですが、せっかく連写して連続する様子を収めたので、GIF動画にしてみました。
カシャカシャカシャカシャカシャ!!
どうでしょうか?少しは彼らの泳ぐシーンが伝わりましたでしょうか?機会があれば、今年の夏も、彼らに会いに行きたい物です。
次回からは、昨秋日本で撮った写真を紹介する予定です。お楽しみに!
*写真はクリックすると大きいサイズがポップアップします。
*Photos by PENTAX K-7 + DA☆16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM, JPEG. Finished with Photoshop CS4.
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